スマホが親子のコミュニケーションを阻害

――確かに、昔なら通常学級にいた少しやんちゃな子やコミュニケーションが苦手な子にも、何らかの診断がついていると感じます。

気を付けたいのは、仮に診断がついても、診断名がその子のすべてを表現しているわけではない、ということ。成長に伴い、診断がつかなくなるほど困りごとが目立たなくなる子もたくさんいます。

また、スマホが普及したことによる親子間のコミュニケーション力の低下も、発達特性が目立つようになった要因に関連しているのかもしれません。乳児期から子どもがグズったらすぐにスマホを見せる……これを繰り返すと、親子間で学ぶべきコミュニケーションの力や社会性がどうしても弱くなり、結果的に言葉の発達が遅れたり、ちょっとした嫌なことへの我慢が苦手になり癇癪を起こしやすくなったりする可能性も考えられます。