一部のファンが起こした暴動、だれの責任?

7月には、優勝すればパニックがおこると、はやされた。10月になれば、優勝できなければ暴動がおこるとあおられる。どちらにころんでも、ぶっそうな事態になると、書きたてられた。わきたつ阪神ファンの振舞は、それだけ不穏な気配をかもしだしていたのである。

そして、優勝の決定は、じっさいに一部のファンを暴動へとかりたてた。10月16日の晩には、駐車している自動車が、けっこうひっくりかえされている。また、こわされもした。11月2日の夜にも、同じようなさわぎがおこっている。ファンのなかには、歓喜のあまり自制心をなくす者が、たしかにいた。

11月5日に、大阪のタクシー会社6社が阪神球団へ、抗議文をつきつけている。金銭的な補償をしろとまでは言わない。だが、道義的な責任は、まちがいなく球団にもある。せめて、公の場で謝罪をしろと、要求した。阪神タクシーが被害をこうむらなかったことも、彼らの怒りを増幅したろうか。