ドラマ制作に協力した患者の実話

デザイナーの黒岩は、上司の過剰な欲求や期待にボロボロになりながらも、大好きな仕事に打ち込んできた。しかしある日、原因不明の全身痛に襲われる。いくつもの病院や診療科をめぐり診察を受けるが、検査をしても異常は見つからない。

処方される薬も全然効かないし、休養に努めても何も変わらない。座っているだけでも痛い、体が震えるほどのつらさを医師に訴えても「ストレス」「気のせい」と片付けられ、会社では「ずる休み」「本当は陰で転職活動をしているのでは」と疑いの目を向けられる始末。