「頑張りたいと思える環境を用意しているか」

同級生で4年時にキャプテンになった山川やまかわ哲史てつし(現ヴィッセル神戸)がいつも付き合った。次に練習するBチームにグラウンドを譲らなくてはならないので20分程度ではあるが、小井土が「もう切り上げろ」と止めても、三笘は山川を抜きにかかるのをやめなかった。

「本当にね、我を忘れてやるわけです。それもある意味必要なんですね。それが一番エネルギーになる。そのエネルギーがチームに宿ったときに勝てる。僕ら指導者がやれよ、頑張れと、ある意味あおってやらせるのは簡単だと思います。でも、選手が頑張りたいと思える環境を用意しているかどうか。そこが重要なんです」

言葉ではなく、頑張りたくなる環境をつくる。小井土によると「頑張る」には2種類あるという。