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一生に一度は行きたい「社会科見学」ツアー

普段の生活ではなかなか出合えない職業との出合いも大切です。JAXAやKEKのような研究施設で働く研究者など、「子どもの頃、どういうことを考えていたのか? どういうルートでその仕事に就いたのか」。そういう話は子どもの刺激になるだけでなく、大人だって大いに興味をそそられることでしょう。現場の方ならではの話をたくさん聞き出してください。

ちなみに私は今、見学したことがきっかけで長崎県の離島「池島」で町おこしをしています。そこは九州で最後に閉山した炭鉱で、見学するまでそういう場所は本の中の世界でした。池島には、炭鉱で作業していた人も施設もたくさん残っています。私はそういう世界があることを多くの人に知ってもらいたい一心でこの島に来ました。

子どもに多くの人や世界を見せ、その想像力を養うことで「未来は変わります」。それはもう確実に。

ぜひ親子で、いろいろな場所に出かけてほしいと思います。

見学団体「社会科見学に行こう」主宰 
小島健一

1976年生まれ。フォトグラファー。
http://pirori.org/
(構成=大高志帆)
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