たとえば私は、NTTコミュニケーションズの通話アプリケーション「050plus」を使っている。
 これはIP電話(インターネット網を利用した電話)のアプリであり、月額315円の基本料金で050で始まるIP電話番号を取得でき、ユーザー間での通話が無料になる。特定のママ友と頻繁に通話をするような場合、お互いが「050plus」に加入していれば何時間話しても通話料はゼロである。また、OCNなど提携する固定IP電話との通話も無料だ。

「でも先生、相手のママにも電話番号を変えろなんて、ちょっと言いにくいじゃないですか」

「たとえ相手のママさんが050ではなくても、通話料はかなりお得ですよ」

「050plus」から一般の携帯にかけた場合の通話料は、1分間あたり16.8円。一般の固定電話にかけた場合は3分間あたり8.4円である。たとえば、携帯キャリアが提供する通話料割引プランの1つ、ソフトバンクの「Wホワイト」(月額基本料金980円)の場合でも、他社の携帯にかけた場合の通話料は1分間あたり21円。明らかに「050plus」のほうが得だ。

「Skype」や「LINE」「comm」のようなユーザー間のIP通話が中心のアプリも便利だが、「050plus」がいいのは一般の携帯電話と同じような感覚で使うことができること。ITが苦手という主婦にも抵抗感がないはず。ただ、IP通話は電波状況によっては、音質が悪くなる。こうした欠点を理由に利用をためらう人も多いが、ママ友の間に広がっていけば、相当な通話料の節約になる。

「まあ、いいことを教えていただいたわ。ところで先生、アプリって何ですか?」

アプリとは、アプリケーションソフトの略。ユーザーが任意にパソコンやスマホに追加して使うソフトウエアだ。スマホは多彩なアプリが使えるという点で従来の携帯電話とは大きな違いがあり、そこがスマホの大きな魅力と言ってもいい。
 なかには、家計簿や節約料理のレシピといった“節約アプリ”もたくさんあるし、GPS機能で今いる場所の近くで使えるクーポンやスーパーのチラシを閲覧できるアプリもある。

「つまり、通話料を引き下げる工夫以外にも、スマホを使った節約術はたくさんあるのです」

「まぁ、藤川先生って、ITにもお詳しいんですね。ところで先生、スマホって携帯と何が違うんですか」

「そ、それは……。とにかく一度、使ってみましょうよ!」