一方、企業の人手不足は深刻である。日銀短観の雇用人員判断DI(過剰-不足)によると、2024年3月調査で▲36%ポイントの不足超過、このうち飲食・宿泊サービスでは▲70%ポイントの不足超過と、特にサービス産業で人手不足感が高い。
今後、賃金の上昇が加速すれば、年収が「年収の壁」を下回るよう労働時間を調整する動きが一段と進む可能性が高く、その結果、人手不足がさらに加速する、という悪循環に陥ることになるだろう。
政府は「年収の壁・支援強化パッケージ」を打ち出したが…
人手不足の加速を受けて、政府は昨年10月から「年収の壁・支援強化パッケージ」を実施し、「社会保険上の壁」である「106万円の壁」と「130万円の壁」への対策を開始した。
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