家賃5000円で住み込みのパン修行

高校卒業後は神戸の有名ベーカリーで働こうと試みるものの、独立までに5~10年かかることを知り、最短で夢を実現するために一年制の調理専門学校に入学することにした。家族に負担をかけないよう、家賃5000円、風呂なしのアパートに住み込みで働き始めることになる。インタビューで画面に映る田島氏のシンガポールの自宅からは想像もつかないギャップだ。

「朝はパン屋で働き、その後学校に通い、夜はレストランで皿洗いをする毎日でした」

そのような生活を1年間続け、無事に卒業した。住み込み先からもう1年長く働いてほしいと依頼され、そこでパンの技術を一通り習得。そして、20歳を迎えたとき、当時の職場の同僚であった現在の奥様と共に、地元愛知に小さなお店を開いたのであった。