置きっぱなしにする場所を置き場にする逆転の発想

4 ユニバーサル収納

誰が見てもどこに何があるかわかる収納にしておくことが大事です。また、自然とそこに置いてしまう収納を作ると、家事が格段にラクになります。基本的に子どもは(大人も!)出すことは簡単にできますが、しまうことは苦手です。なので、置きっぱなしにするところをそもそもその置き場にしてしまうと、自然としまうことができるようになります。

例えば、わが家では、リビングにランドセル置き場を作っていました(今は棚にしまう習慣がついたので棚ごと隣の部屋に移しています)。私と主人のカバン置き場もリビングです。もし、玄関に置きっぱなしにするようなら玄関にすると良いでしょう。

また、収納は分類は細かすぎず、余裕を持った収納にすると良いでしょう。入れにくいとしまわなくなってしまいます。

5 最も効率の良い家事導線を考える

家事の導線が悪いと効率が悪く、時間がかかったり、手間がかかったりします。手間がかかるとやるのが億劫になり、やらなくなってしまいます。家事導線を考えて家具の配置を変えたり、部屋の使い方を見直してみるといいでしょう。

なかなか間取りを変えることは難しいですが、置き場所を少し変えるだけで家事は格段にラクになります。家事は一つひとつは簡単ですが、膨大な量の業務があります。これらを一つひとつ見直して少しでも動作を減らしたり、時間を減らすことを意識してみましょう。

6 家電を駆使する

家電がやってくれることは全て家電に任せてしまいましょう。わが家ではドラム式洗濯乾燥機を導入したことにより、洗濯物を干すという作業がまるっとなくなりました。たたむのに30分くらいはかかると思いますが、それがまったく不要になったのです。

また、食洗機が食器を洗ってくれるので、食器を洗う時間30分が浮きました。食洗機に食器を入れるのは1~2分で済みます。ロボット掃除機が掃除機掛けをしてくれるので掃除機をかける15分が浮きました。また、ロボット掃除機が掃除ができるように片づけることで部屋もすっきりします。

自動調理器もとても便利です。調理時間自体は火を使うよりも長いのですが、調理中は何もする必要がないので、その間他のことに時間を使うことができます。ちなみに私はドラム式洗濯乾燥機が洗濯をし、食洗機が食器を洗ってくれ、ホットクックが調理をしてくれて、ロボット掃除機が掃除機がけをしてくれる中、ソファーに座って優雅にコーヒーを飲みながら読書をする時間が一番好きです(笑)。

写真=iStock.com/Korrawin
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