本名はアホウ、別名にはバカ…

②アホウドリ

その鳥は「アホウ」と言われている。

アホウとは、「愚か」であることを意味する言葉である。

関西では、「アホやな」というように、アホを軽い意味でも使う。「アホみたいにすごい」というような使い方をすることさえある。「バカ」という言葉は、あまり使わない。「バカ」という言葉を使うときは本当に侮辱するときである。

一方、関東では「バカ」という言葉をよく使う。軽い気持ちで「バカみたい」と言うし、「バカすごい」と褒め言葉に使うことさえある。これに対して、関東では「アホ」は、あまり使われないため、本当に侮辱するときに使う言葉になっている。

アホウドリは、どうだろう。もっとも、アホウドリは別名を「バカドリ」という。どちらにしても、バカにされているのだ。なぜそんな名前がつくことになってしまったのだろう。

神さまはどうして、こんなバカにされる生き物をお創りになったのだろう。

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プロゴルファーでも滅多に経験できない“好プレー”

ゴルフは、ボールを打って、カップと呼ばれる穴に、いかに少ない打数で入れられるかを競い合うゲームである。それぞれのコースには、ボールをカップに入れる基準となる打数が決められている。

たとえば、四打でカップに入れるコースは、「パー4」と言う。そして、基準の四打でカップインした場合を「パー」と呼ぶ。さらに基準の四打よりも、一打少なくカップインすることができた場合は、「バーディ」と呼ばれる。

バーディは「小鳥」という意味である。まれに、基準よりも二打少なくカップインすることもある。これは「イーグル」と呼ばれている。イーグルは、ワシのことである。小鳥よりもずっと飛ぶ力があることから、ワシと呼ばれているのだ。

ところが、ごくごく稀に基準よりも三打少なくカップインすることがある。パー4のコースは、二打でカップのあるグリーンと呼ばれる場所まで届くことを想定していることから、パー4のコースを一打で入れることは不可能である。

ただし、ロングコースと呼ばれるパー5のコースがある。パー5のコースは三打でグリーンに届くように想定されている。このロングコースは、ボールをものすごく飛ばすことができれば二打でグリーンに届くことがある。そして、この二打目が直接カップに入れば、三打少なくカップインすることができるのだ。

これはとても難しいことである。プロのゴルファーでも、滅多に経験できないほどだ。