仕事を楽しむことで得られる3つの効果

「会社の仕事に個人的な面白さやワクワク感を入れ込むなんて……なんだか後ろめたいな」、このように感じるかもしれません。

しかしながら、あなたが「ワクワクして楽しい」ことは、あなただけの価値ではなく、会社の価値にも繫がります。

ワクワクして楽しんで仕事をすると、成果が上がりやすくなるからです。

「仕事を楽しむ人」は次のようなパフォーマンスを発揮します。

①主体的に粘り強く取り組める
②強みを発揮できる
③人を惹きつける

大事なことなので、一つずつ説明します。

「①主体的に粘り強く取り組める」は、仕事に対する「継続」の話です。面白い仕事は、つまらない仕事に比べて容易に続けられます。「継続は力なり」といいますが、面白くなければ継続することそのものに忍耐力が必要になります。

面白い仕事は、面白いがゆえに忍耐力など不要です。「石の上にも3年」といったマッチョな話も個人的には嫌いではないのですが、忍耐なしで面白く3年を過ごせるなら、それに越したことはありません。

「②強みを発揮できる」は、人間には誰でも持って生まれた強みが必ずあるということです。「あなたの強みは何ですか?」あらためてこう聞かれると、よくわからないという人も多いと思います。僕は自分が面白いと感じているときこそが、強みが発揮されているときだと考えます。

人間行動学の専門家のトム・ラスの研究によると、仕事で強みが発揮できている人は、そうでない人と比べて6倍も意欲的かつ生産的に仕事に打ち込めるだけでなく、総じて「生活の質がとても高い」と述べる傾向も3倍以上になることがわかっています。

「③人を惹きつける」はとてもシンプルな話です。楽しそうに仕事をする人は、人を惹きつけます。あなたの職場にいる人を思い返してみてください。楽しそうに働いている人には、話しかけやすくないですか?

ブスッとした表情の人にはなんとなく近寄り難いですよね。表情だけならまだしも、会社や仕事に対する不平不満を堂々と口にしているようであれば、なおさら人が離れていきます。

「人を寄せ付けないことに問題がありますか?」「かえって集中できそうじゃないですか?」と思う方もいるかもしれませんね。

大問題です。

いい意味で自己中心的であることが価値を生む

会社とは、人の集まりです。人の集まりである会社において、価値あるアウトプットが、他の人の協力や支援なしに生まれることはありません。しかもこれは、社内に限った話ではありません。取引先やパートナー企業においても同じことがいえます。

楽しそうに仕事をしている人は、人を巻き込んで高いパフォーマンスを発揮できる可能性が高まるのです。難しい専門知識や経験は必要ありません。楽しく働く。たったそれだけで、人を惹きつけ、価値を生み出せるのです。

せっかくの会社なのに、他の人の力を結集せずに仕事をするのはもったいないことです。

写真=iStock.com/Orbon Alija
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