年金だけでは老後を安心して暮らせない
先日、非正規雇用の多いロスジェネ世代の独身女性は老後に貧困に陥る可能性が高いという予測が報じられ、大きな話題になっていました(朝日新聞デジタル「ロスジェネ単身女性の老後 半数以上が生活保護レベル 自助手遅れ」)。現役世代は老後の心配が尽きません。だからでしょうか。日本ではよく、「若いうちから老後に備えましょう」といったコラム記事を見かけます。
実際、来年4月から高校の家庭科の授業で「資産形成」の取り扱いが始まります。これまでは無駄遣いをしないといった「家計管理」の範囲でしたが、将来の備えとして役立つ投資の仕方等、踏み込んだ資産形成の話を授業で行うとのこと。
現状の年金制度だけでは老後を安心して暮らすことは難しい。だからこそ、国も積極的に資産形成や授業を通しての認知を後押ししているのでしょう。若い時から少しずつお金の知識をつけ、将来に向けて蓄えていきたいですね。