年金・労働収入に家賃収入も加えたら最高

老後の年金では生活が厳しいとわかれば、行動をしなくてはいけません。

一つの解決方法としては、自分という資本を利用すること。月10万円稼ぐことができれば、定年後も残った住宅ローンの毎月返済、生活費の赤字分も十分にカバーできるはずです。

もう一つの方法は不労収入を作ること。私のお勧めは、月10万円の家賃収入を確保することです。毎月50万円となるとハードルが高くなりますが、月10万円であれば、「借りる力(レバレッジ)」と「時間」を利用すれば実現できます。

横手彰太『老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるの…? で、私はどうすればいいの??』(かんき出版)

実際、私も不動産賃貸業を41歳からスタートして、あと数年でローンが完済します。賃貸経営は空室リスク、エアコンや給湯器の故障、入居者が退去した後のリフォーム費用など、年金ほど楽で安定したものではありませんが、不安定な上場株の配当や本の出版による印税収入よりは、確実で安定した不労収入となります。

ローン完済後は、経費を引いた後の毎月の家賃収入を、当面二人の子どもの教育費にあてる予定です。65歳を過ぎたら年金を受給せず、労働収入と家賃収入で数年を乗り切る計画を立てています。

老後の過ごし方は人それぞれです。私の場合は子どもがまだ小さいのですが、孫を見るまでは生きていたいと思っています。

思考が自分を作ってくれます。不動産賃貸業による不労収入は年金と同じで、あなたの長い期間のコツコツした習慣の努力の成果。老後は、「年金・労働収入・家賃収入」の3本柱の組み合わせで70歳まで乗り切るのが理想です。

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