203X年、阿部さん(仮名)にとってクルマは自分を開放できる異次元の空間だ。土曜日の昼下がり。妻と息子は一緒に出かけて自宅にはひとり。金融機関に勤める30代後半の阿部さんは、のそのそと玄関を出てクルマに乗…

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