・早起きは毎日やるからいい

まだ社長をやっていた時代、社内に呼びかけて「早起き会」をやっていました。1年365日、本社に午前6時に集まって、近所の清掃をする。元旦も、雨の日も台風の日も、1日も休まず、私は出席しました。ただ、社員には1か月に20日以上、参加すればいいと言いました。自由参加の早起き会の様子を見ていたら、毎日、参加した人は続いたけれど、週に2回にしようと言っていた人は続かなくなった。それで感じたのですが、早起きは例外を作らずに、毎日、やったほうが楽です。ちょっとくらい、風邪をひいていても、朝早くから起きて、何か活動したほうがいい。週に2回とか3回とかと決めて、早起きするほうがよほど難しい。

・道路の掃除をして、季節の花を植える

早起きは能力じゃなく、そこにはやる人の姿勢が出ます。仕事も同じで、姿勢のいい人は信頼される。例外を作らずに、毎日、早起きを!

2007年から宗次ホールの代表になったのですが、平均朝の6時半から8時、近くの道路413メートルを掃除しています。有志の人を集めて掃除の会を作りました。活動は毎朝、1年365日です。場所は名古屋の広小路の栄交差点から東新町の交差点まで。中央分離帯も掃除し、空き缶やごみを拾い、季節の花を植えます。「本気でやる掃除は座禅以上に効果がある」が私の考え。年間60日以上、参加すると正会員になれるのですが、クリアするのはなかなか難しいようです。

掃除がよい例ですけれど、朝早く起きるからには何か目的がないと……。私が早起きできたのはアンケートはがきを読む時間が欲しかったからで、今では掃除をしなくてはならないと決めたから。ただ単に早起きしてもやることがない人は続きません。