初見資料を読み解く学生はプレゼン上手

東京大学の入試で、最近出題された日本史の近現代史のテーマは次の通りだ。「鹿鳴館時代と国民意識の発揚」「男女別労働者数の変化とその経済的背景」「江戸幕末期の新たな政権構想と明治憲法下の政治制度」――。

長年、駿台予備学校の講師を務める塚原哲也氏は東大の近現代史問題の特徴をこう語る。

「すべて論述式で、年号や人名の知識を問う空欄問題や正誤問題は出題されません。受験生が1問に費やせる時間はおよそ15分。初見の歴史資料やデータ、また、それらの説明文を手がかりに4~5行(約120~150字)以内で“立論”する形式が多いです。正直にいえば、僕でもその時間内に答案用紙に記述するのはちょっとしんどい場合がありますね」