今年1月に起きた仏「シャルリーエブド」襲撃事件は、フランスで生まれ育ったアルジェリア系移民の兄弟による犯行だった。国外の組織ではなく、国内出身者が過激思想に染まって引き起こすテロを「ホームグロウン・テロ」と呼ぶ。
シャルリーエブド本社前で献花するファビウス仏外相とケリー米国務長官。(時事通信フォト=写真)
これは、冒頭のように欧米に入ったイスラム移民の2世や3世が成人する過程で過激思想に染まって起きるケースが目立つが、その国のネーティブが起こすケースも同程度ある。また、テロの動機はイスラム過激派の思想によるものと、その真逆の極右・反イスラムの思想によるものに大別される。2011年のノルウェー連続テロ事件は後者の典型だった。
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