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スピード勝負でハラハラドキドキ。「できた!」の感覚が病みつきになります。

右図の例にある「(1÷9+1)×9=10」は以前、私の教え子が出した式です。(1/9+1)×9=1+9=10となるのですが、分数で考える発想には驚かされました。一見無理そうな手札から式を考えるのも楽しいかもしれません。

慣れてきたら、手札の枚数を増やすなどしても面白いでしょう。

【フォーマテリアル ルール】

(1)1人に4枚ずつカードを配ります。残りのカードは山札にして場に置きます。
(2)山札をめくって出たカードの数字が答えになるような計算式を、手札のカードの4枚をすべて使って作るゲームです。足す、引く、かける、割る、何を使ってもかまいません。
(3)4枚の手札を使って、どんな計算式が作れるか、少し考えてください。
(4)「せーの」で山札の一番上のカードを1枚めくりゲーム開始です。
(5)一番早く計算式を作れた人が勝ちです。「できた!」と宣言してカードを公開しましょう。

細水保宏
筑波大学附属小学校副校長。算数教育の専門家として知られる。近著に『参観授業で使いたい! 算数教材30』(東洋館出版社)がある。
(岡村繁雄=構成 マツイ・ゲーミング・マシン=トランプ提供 岡村智明=撮影 教える人:細水保宏)
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