日本にたいしてもっとも厳しい展示を行っていた国

今回訪問した東南アジア諸国のなかで、日本にたいしてもっとも厳しい展示を行っていたのは、マレー半島先端の都市国家シンガポールだった。

その代表例が、南西部ジュロン地区に位置するシンガポール・ディスカバリー・センターの展示である。中心部から離れた同センターは、1996年にオープンした体験型の教育施設であり、シンガポール国防省によって運営されている。最新技術が駆使され、ゲームや映像体験などを通じて国防の重要性が魅力的に訴えられているのが特徴だ。

シンガポール・ディスカバリー・センター
シンガポール・ディスカバリー・センター(写真=Earthkingfather/CC-BY-SA-4.0/Wikimedia Commons

常設展示では、植民地時代から現代にいたるまでの歴史がわかりやすく紹介されている。最初の展示エリアでは、巨大なスクリーンにユニオン・ジャック(英国国旗)が堂々と映し出され、明るい音楽とともに、シンガポールの植民地化を主導した英国人トーマス・スタンフォード・ラッフルズの存在が強調される。