全米オープンに憧れて硬式テニスに転向

東京生まれの土方氏は、高校までソフトテニス部に所属し、西東京大会で優勝するほどの腕前だった。ところが高2の時、全米オープンのテレビ中継を見てすっかり心を奪われ、硬式テニスに転向する。

「恐れ多いことに、『今から始めても、自分ならあの舞台に立てるんじゃないか』と思っちゃったんですよね」(土方氏、以下同)

プロを目指し進学した日本大学では、セレクションを受けて体育会テニス部に所属。当時の日大は国内屈指の強豪でありながら、高校時代に無名だった選手でもセレクションに合格さえすれば、入部を許された。それを知った土方氏は、ソフトテニス仕込みの強烈なフォアハンドを見せつけてセレクションをパスしたのだ。