培養肉を生産・販売すると、罰金は最大1000万円超
例えば、従来の畜産農家や関連産業への影響を防ぐ動きや、食文化や国民の健康を守るために禁止や制限を設ける動きだ。実際、イタリアでは、培養肉の生産や販売を禁止する法案が可決された。イタリア下院は2023年11月、培養肉などの細胞性食品・飼料の生産や販売を禁止する法案を可決した。違反すると、最大6万ユーロ(現在のレートで1000万円超)の罰金が科されるという。
食の安全性についても、未検証な部分がある。肉を作る際に不可欠な培養液に使用される成分や、製造過程での衛生管理などが懸念されているのだ。培養肉の生産コストについても、従来の畜産肉に比べて高額になると見込まれている。
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