一つくらい病気があったほうが、健康を意識できる

そして、いよいよ老いに抗うのが難しくなってきたら、素直に受け入れるという発想も必要です。現実には、高齢になれば病気を抱えるのがごく自然の成り行きです。だから、完全な健康体にこだわるのは感心しません。

一病息災いちびょうそくさい」という言葉があります。一つくらい病気を抱えているほうが、むしろ健康に気をつけて長生きできる、という意味です。私は病気を抱えたら、抱えたなりに生きていくということだと考えます。その発想に切り替えていきましょう。