最も多い落とし物とは

京王電鉄では、忘れ物は各駅で一時管理されたのち、明大前駅の「お忘れ物取扱所」に集約されている。5~6人の係員が常駐し、お客から問い合わせを受けたり、落とし主が見つからないものを警察へ引き渡したりしている。

課題となっていたのが、膨大な量の忘れ物の管理だった。鉄道事業本部鉄道営業部管理担当課長の境幸一郎さんはこう語る。

「月に約1万6000件ものお忘れ物があり、ラッシュ時には限られた回線に問い合わせ電話が殺到するため、お待たせしてしまうこともありました。さらに、各駅の係員がシステム上に拾得物の特徴などを登録し、それをもとにお忘れ物取扱所の係員がお忘れ物を探していました。ですが検索性が低いことが課題でした」