日本保守党と似ているようで、違う

こうした反ワクチンの基盤にあるのは、強烈なオーガニック信仰でしょう。参政党は「無農薬の有機農法を推進しよう」「パンは体に良くないから米食に変えよう」「加工食品や食品添加物も危険だから拒否しよう」などと主張しています。

いずれにせよ、個性的で特色のある参政党に呼応する有権者がいて、同党は衆参両院で議席を得たのです。キャッチ・オール・パーティではなく、限定的ではあるけれども、SNSで「ワクチン、NO!」と言うだけで集まる人たちがいる。これはネット社会における現象であり、日本の政治では新しい要素だと思います。そして小党分立の胎動を感じます。

いっぽう、同じ衆院選で参政党と同じく3議席を獲得したのが、日本保守党です。作家の百田尚樹さんが2023年9月に創設し、前・名古屋市長の河村たかしさんが共同代表(地域政党「減税日本」の代表でもある)、ジャーナリスト出身の有本香さんが事務総長を務めています。