若者から「相手にされていない」

10代より20代の方が、非接触率が高めに出ていますが、私の推測では、これは親元で暮らしているかいないかが関係していると思います。10代の多くは家族と同居していますから、自分ではテレビを積極的に見ようと思わなくても、食事の時に家族が見ているものを一緒に見る、ということがあり得ます。一方で、親元を離れて一人暮らしを始めた20代はそのようなこともなく、「いずれにも接触なし」の生活になる人が増えるのではないでしょうか。

リアルタイムの放送はもちろん、録画再生、ネットでの番組配信、テレビ番組表、テレビ局のSNS公式アカウントに至るまで、これだけ多彩にあるテレビ局のコンテンツに、1週間を通して一度も接触がないということは、少なくない数の若者が、テレビ局のコンテンツに「そっぽを向いている」ということです。

もっと踏み込んだ言い方をすれば、テレビは彼らに「相手にされていない」のです。「いずれにも接触なし」の割合は、年代が上がるにつれ減る傾向にあります。30代では12%、40代では9%です。高齢者層になると、ごく少数となり、60代では4%、70歳以上では3%しかいません。やはり、高齢者の強固な支持が、現在のテレビを支えていることが分かります。