定期健診では血管の状態はわからない

血栓ができても、たまたま溶けて流されれば詰まることはありませんし、こぶ(動脈瘤)ができても、必ず破裂するとは限りません。しかし、運悪く、心臓の冠動脈の左の1本が詰まったり、3本のうちの2本が詰まったりすれば、ほぼ助かることはありません。

ボロボロ血管になるととんでもないことが起きることはわかっていただけたと思いますが、現実的な話をすると、ボロボロになるまで放置している人はたくさんいます。というのは、血管が少しくらい硬くなっても、狭くなっても、石灰化しても、自覚症状はほとんどないからです。

さらにいえば、一般的な健康診断や会社で実施している定期健診では、血管の状態はいっさいわからないからです。異常であることに気づかなければ、生活を改めようとか、気をつけようとか考えないのが普通でしょう。