『リロ&スティッチ』と『白雪姫』の作品性の違い
それに対して『リロ&スティッチ』は、物語のオリジナル性を担保しつつ、実写ならではの映像演出が加わった痛快アクションエンターテインメントのファミリー映画になり、作品そのもののおもしろさがある。登場人物たちもオリジナルに寄り添うハワイを舞台にしたキャスティングであり、ホワイトウォッシュもポリコレ偏重もない。
実写になったスティッチは、ブラックなキャラクター性は生々しくなるが、それが笑いにもつながり、子どもだけではなく、若い世代など大人たちも楽しめるフックになっている。オリジナルアニメから実写へのアレンジの差配が絶妙だ。家族の絆が描かれるストーリー展開に引き込まれる、しっかりとした作品の力がある。
そもそもの製作企画を振り返ると、『白雪姫』は、ディズニー初の長編アニメ映画という世界中で愛されるディズニーブランドを象徴する名作だ。その実写化は一大プロジェクトだったことは想像に難くない。
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