CTとの融合が招く重大問題
PET検診の専門家が集まった「日本核医学会PET核医学分科会PETがん検診ワーキンググループ」が作成した「FDG-PETがん検診ガイドライン2019」にも、「PETは一度に多くの種類のがんを発見でき、一般にがんの早期発見に少なくともある程度は役立つと期待されるが、他方PETがほとんど役に立たない種類のがんもあるため、がん検診にPETを用いる場合は他の検査を併用する『総合がん検診』が望ましい」と書いてある。
ちなみに昨今は、PET単独ではなくCT検査と組み合わせたPET-CTが標準仕様になっており、PETと言えばPET-CTを指す。PETとCTのいいとこ取りしている検査なのだが、今、このCTとの融合が重大な問題になっている。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
