勝ち組と負け組が同居する「氷河期世代」

前述した通り、氷河期世代は同世代人口が多いのですが、バブル世代と比較した際に、年収700万円以上の人口は減っていないどころか若干増えています。

不遇な氷河期世代と短絡的に一括りにされがちですが、何もその世代全員が不遇なわけではありません。大企業に就職し、今や部長職や役員にまでなっている人もいれば、起業して大成功している人も一定数います。これら年収700万円以上は全体の3割で、氷河期世代の中でも「勝ち組」と言えるでしょう。ちなみに、年収700万円以上の上位層の約6割近くは大企業勤務と公務員で占められています。

対して、「負け組」と言えるのは、年収が300万円に満たない層で、こちらも全体の3割ですが、特にこの15年間で36万人も増えている無業者の増加が顕著です。