電電ファミリーが支えた日本の繁栄
1985年、当時の電電公社が民営化された。85年といえば、わが国のバブルが始まる時期だ。その後、わが国の経済は高い成長を実現した。NTTは事実上の独占状態だった、国内の固定電話サービスから大きな収益を得た。その資金を、高速通信技術や半導体の研究開発に投下し成長を実現した。
当時、研究開発の拠点となったのは、NTTが運営する各種研究所だった。本業である通信をはじめ、通信ケーブルの素材開発や通信インフラに関する新しい手法、半導体の研究、宇宙開発などを積極的に展開した。まさに、NTTは電電公社時代から、幅広い分野で基礎・応用研究を積み重ね相応の成果を上げた。
当時、NTTの研究開発には、日本電気(NEC)、富士通、三菱電機といった国内の主要総合電機メーカーも協力した。NTTが取り組む通信技術の高度化は、わが国の総合電機メーカーのメモリー半導体の製造技術向上の波及効果をもたらした。
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