なぜ「毒母」にこんなにも優しいのか
一方、ノンフィクションで描かれているのは、やなせたかしの母にまつわる部分です。史実でも、夫と死に別れたやなせたかしの母は、彼が7歳の時に、再婚して家を出ていきます。「あんぱん」第3話でこの場面が描かれました。登美子は嵩と弟・千尋を残し、日傘をくるくる回しながら遠ざかっていきます。
実はこれと全く同じシーンが、やなせたかしの詩集『やなせたかしおとうとものがたり』(フレーベル館)内に登場します。
ここから先は無料会員限定です。
無料会員登録で今すぐ全文が読めます。
プレジデントオンライン無料会員の4つの特典
- 30秒で世の中の話題と動きがチェックできる限定メルマガ配信
- 約5万本の無料会員記事が閲覧可能
- 記事を印刷して資料やアーカイブとして利用可能
- 記事をブックマーク可能
