ウクライナとガザで展開するハイブリッド戦争

防衛装備品はソフトウェアで制御されるが、それに人工知能(AI)や機械学習アルゴリズムを組み込むことで、装備品の自律性、敵の行動予測、リアルタイムな意思決定が可能となり、戦場での即応性が向上する。また人的被害の抑制も期待できる。

こうしたことから、軍においては今後一層のAI活用が見込まれる。防衛省もAIの一層の活用に向けて、2024年7月にAI活用の方針となる「防衛省AI活用推進基本方針」を策定したところだ。

2022年2月にロシアの侵攻を受けたウクライナや、2023年10月に始まったパレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍との衝突では、AIが多く使われている。ただウクライナやガザ地区でのAI利用は、それが武器や防衛装備品に組み込まれたものに限らない。