生産者との出会いが生んだ「飯田商店」のらぁ麺
スープの材料は、秋田県産の「比内地鶏」、愛知県産の「名古屋コーチン」、鹿児島県産の「黒さつま鶏黒王」などの地鶏の鶏ガラと肉、鹿児島県産の「霧島高原純粋黒豚」、東京都産の「TOKYO X」、静岡県産の「天城黒豚」のゲンコツと背骨(背ガラ)と肉が主役だ。
それを、北海道産の利尻昆布と羅臼昆布が支える。昆布はどちらも天然物だ。ほかに、青森県産の干し貝柱、アサリ、乾燥マッシュルーム、そして白菜などの野菜が入る。
これらに決めている、ということではない。スープの材料については、飯田商店を始めたときは比内地鶏の鶏ガラだけだった。そこから始めて、いろいろ足したり引いたり、たくさんの生産者さんとの出会いの中で、少しでもおいしくしていくものを求めてきた。
生産者さんと会うことがスタート
それは麺も同じ。
今の「らぁ麺」の麺の小麦粉は、北海道江別産の「はるゆたか」の一等粉という小麦の芯だけを挽いたものを主にしている。これに、秋田県産の「ネバリゴシ」、香川県産の「さぬきの夢」など数種の小麦粉を加え、内モンゴル産のかんすいを使って製麺をしている。小麦粉は、つけめん用も入れれば、10種以上ある。
醤油は、兵庫県の足立醸造の国産有機大豆を使った樽仕込みの生揚げ醤油を主に、8種をブレンドして、店で火入れをして醤油だれをつくっている。醤油だれには、リンゴ酢、本醸造みりん、はちみつなども入る。
ほかにも、伊豆大島産の「海の精」、高知県産の「海一粒」、広島県産の「海人の藻塩」などの塩、鹿児島県指宿産の本枯節(かつお節)、香川県産の煮干し、おやさいご飯の野菜など、使っている食材はたくさんある。
ほぼすべての産地に足を運び、生産者さんと話をして仕入れさせてもらっている。単に、たくさんの上質な材料を集めているからおいしい、ということではない。
一杯のラーメンは、生産者さん一人ひとりの想いの集合体だ。皆さんの想いが僕の中に入ってきて、それが一杯のラーメンに結実する。これが「飯田商店」のラーメンだ。
