野党としても、3月4日に衆院を通過した、高額療養費をめぐる修正内容が反映されない予算が4月2日に自然成立するため、参院の採決をこれ以上遅らせる選択肢はなかった。
自民党執行部は与野党攻防の裏で旧安倍派の動きを牽制する。立憲民主党が採決を容認する条件として、自民党の派閥パーティー収入不記載事件に関わった旧安倍派幹部の参考人招致を求めたのに対し、3月28日に世耕弘成前参院幹事長(離党、現衆院議員)を参院予算委員会に招致する議決に応じたのだ。
この参院予算委での議決は、自民党も賛同する異例の全会一致だった。党執行部は世耕氏の参考人招致受け入れを事前に本人にも秘匿し、旧安倍派の予算委員11人中、同意できないとする4人を直前に差し替えて全会一致の形を取った、と報じられている。
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