生成AIの普及で「学び」の現場はどのような影響を受けるのか。学生へのテストの作問などにChatGPTやGeminiを利用しているという東京大学薬学部教授で脳研究者の池谷裕二さんは「生成AIを楽しみながら能動的に使えるか否かで子供の学力はこれからもっと二極化していくかもしれない」という――。(前編/全2回)
※本稿は、『プレジデントFamily2025春号』の一部を再編集したものです。
生成AIを使う人、使えない人
生成AIが身近になり、世界は大きく変わったといわれています。ある調査によると公式に導入している企業は15%でしたが、活用していると回答した社員はわずか5%でした。
調査結果で興味深く感じたのは、若い人ではなく、役員や経営陣、部長クラスなど、責任のある立場の人が多く使用していたということです。時代の変化への危機意識を持っているのかもしれませんし、指導的な仕事をしている人はスピーチをしたりメッセージを出したりする機会が多く、文章を作らせるなど生成AIを試す機会が多いのかもしれません。新しいものへの適応能力が高い人だから出世している、という可能性もあります。
これからもっと浸透するなか、生成AIをどのように使うかが、子供の学力や仕事のパフォーマンスの大きな差となってくると考えています。
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※スマホでもパソコンでも視聴可。アーカイブ配信あり
配信方法:Zoomウェビナー
1部:「この春の入試はどうだった? 来年人気になる学校は?受験を振り返る」
2部:「来年も出る! 知っておきたい“新傾向問題”」
3部:「ぜひ親に知っておいてほしい、入試の変化とその対策」
登壇者:VAMOS富永雄輔さん、声の教育社後藤和浩さん
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