「このままグループの祖業が消えかねない」

セブン&アイHDは今年5月の株主総会を経て「セブン‐イレブン・コーポレーション」に社名変更する。Seven&iのiは「愛」と示すと公式的には説明されるが、誰が見てもイトーヨーカ堂の「イ」をイメージさせる。そのiが消えることに対して「このままグループの祖業が消えかねない」といった危機感は強い。

現在、イトーヨーカ堂の取締役商品本部長には、創業者・伊藤雅俊氏の孫である伊藤弘雅氏が付く。そしてヨークHDの代表取締役会長には雅俊氏の次男である伊藤順朗氏が座る。「伊藤家」の求心力で、難局を打開することを社内外にアピールする体制であることは確かだ。

「IPOを目指す目指さないといったことはともかく、イトーヨーカ堂に可能性があること、成長していく姿勢を示さないといけない」。2025年1月、ヨークHDの幹部は取引先企業が集める勉強会で話した。