「あんたら、もうエエわ。社長を呼んで!」

2005年4月25日に兵庫県尼崎市で起きた脱線事故では、運転士をふくむ107人が亡くなった。スピードの出し過ぎにより、カーブを曲がりきれなくなった電車が、マンションに衝突。前代未聞の事故に、記者たちのボルテージが上がっていた。JR西日本の記者会見は、今回のフジテレビと同じように、「糾弾の舞台」となった。

マンションの保存工事が進むJR福知山線の事故現場
マンションの保存工事が進むJR福知山線の事故現場(写真=筑紫太郎/CC-BY-3.0/Wikimedia Commons

フジテレビの会見と似た雰囲気になったのは、JR西日本もまた、当初の対応に失敗したせいである。

発生日中に3回の会見を開いたものの、そこでは線路への置き石の可能性を示唆するかのような内容を述べたり、脱線した電車に現役の運転士が乗っていたのに救助活動をしなかったり、と、同社の体たらくが次々と明るみに出る。