「女郎の末路が悲惨であることや貧しさを際立たせたかった」

――そもそも裸を映す必要があったのかという疑問の声もあります。

【藤並】時代考証によると、女郎が身ぐるみを剥がされて捨てられていたとのことでした。それを描くことによって、女郎の末路の悲惨さや格差、貧困、悲しさなどが、より際立つのではないかと思ったんです。蔦重が幼い頃に優しくしてくれた女郎を亡くし、「自分が吉原の窮状をなんとかしなければ」と立ち上がるきっかけになる大切なシーンでもありました。

また、テレビドラマとしてふさわしい表現を議論する中で、生身の俳優さんにうつ伏せの状態で演じて頂くことに決めました。「うつ伏せで肌の露出ができる俳優さんはいますか」とお声がけしていく中で、実際に出演していただいた俳優にお願いすることになりました。