年齢を重ねても「知能」は伸び続ける
一般に、知能の発達は青年期をピークとし、それ以降は伸びることはなく、衰退の一途をたどるとみなされてきました。ところが、成人期になってからの知的な発達も捨てたものではないことがわかってきました。もっとも、そうでなければ実社会での年配者たちの活躍を説明することができません。
たとえば、単純な暗記のような課題に関しては、30歳の時点ですでに成績が下がり始めるといったデータもありますが、文書や人の話といった言語情報の理解や語彙の理解のような課題に関しては、少なくとも測定がなされた60歳まで成績が伸び続けるといったデータもあります。
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