まず、手堅い貸本屋からスタート
蔦重は1750(寛延3)年正月七日、江戸の吉原で生まれました。生まれも育ちも遊郭・吉原ってわけです。数えで7歳のときに両親が離婚して、地元のお茶屋さんに養子に入ります。ここ、『べらぼう』では名前を駿河屋――主が高橋克実さん、妻のふじが飯島直子さん――に変えてますね。
親なし、カネなしの蔦重がまず何から始めたかと言うと、貸本屋なんです。今の人が想像する、書棚のずらりとならんだ店舗に借り手が訪ねてくるのではなく、業者が風呂敷か何かで包んだ本を抱えて、お得意さん宅に出向いて届けてました。
TSUTAYAだからレンタルってわけじゃなくて、あの頃は色んなもの、例えば鍋とか釜とかの調理の道具や掛け軸、晴れ着や羽織なんかもみんな損料屋さんからの借り物ですませてたんです。
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