7月1日より「エコポイント」の登録・商品交換申請が始まった。

エコポイントは、一定の省エネ基準を満たしたエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビを買うと、3000~3万6000ポイント(1ポイント=1円換算)が得られる制度だ。ポイント数に応じてさまざまな商品と交換でき、今年5月15日から来年3月末までの購入が対象となる。

スタートに先立ち、ポイントと交換できる商品の第1次公募が今年6月の初めに実施され、その結果、選ばれたエコポイントの対象商品は271件となった。

Suicaなどの公共交通機関カードや旅行券、全国百貨店共通商品券、流通系電子マネー、地域型商品券など「商品券・プリペイドカード」が207件と全体の8割弱を占め、残りが「地域産品(55件)」「環境配慮製品(9件)」となっている。地球温暖化対策よりも経済活性化に重点が置かれた内容といえ、商品の種類は多様で、利用者のニーズに応えたラインナップだ。

交換商品を選ぶ際は、好みとあわせ、ポイント交換比率に注意したい。1ポイント=1円換算だが、実際には商品の取扱事業者が配送料や手数料を勘案し、商品の交換に必要なポイント数が決まる。たとえば、全国百貨店共通商品券は1万点で1万円分の商品券に交換できるが、Suicaは1万3500点で1万2000円分の交換比率となる。地域型商品券ではプレミアがつくケースもある。

ちなみに、地域型商品券以外の一般型商品券は、売上高100円当たり0.1円以上を環境保全活動に寄付することが義務づけられている。保全活動に貢献したい人は、考慮するといいだろう。