感謝の言葉を言えない相手に伝える機会
具体的には、感謝することでセロトニン、オキシトシン、ドーパミン、エンドルフィンなど心身に好影響を与える神経伝達物質の分泌が盛んになります。
以下にごく簡単にそれぞれの特徴を記載します。
・セロトニン 精神を安定させる作用(幸せホルモン)
・オキシトシン 信頼感によるストレス軽減作用(愛情ホルモン)
・ドーパミン やる気を引き起こす作用(報酬系快楽物質)
・エンドルフィン 高揚、鎮痛、抗ストレス作用(脳内麻薬)
その結果、精神的な部分だけでなく、身体の炎症が抑えられ免疫力が高まるという作用があることも報告されています。
もちろん感謝するのは神社でなくても、両親、家族、パートナー、上司、同僚、友人などでも一向にかまいません。しかし現実問題として、これらの人間に対して深々と頭を下げて感謝の言葉を伝える機会は、気恥ずかしさもありあまりないでしょう。
それが神社であれば堂々と「Beingの感謝」ができます。
相手は「神社」でも「神様」でも「サムシング・グレート」でもかまいません。
感謝効果を実感できる人は、当然ながら「運のいい人」になれるのではないでしょうか?
神頼みではなく、目標や願望を宣言する
④アファメーション効果
拝殿で参拝する時、私は「○○を叶えてください」というような神頼み的なお願いはしません。
どのようにしているかというと、たとえば、以下のような感じです。
「○○を目指して努力しますのでご加護をお願いします」
「○○のお役に立てるよう頑張りますので見守っていただければ」
お願いするというより、誓いを立てて宣言するという感じです。
これは心理学でいうところの「アファメーション効果」が期待できます。
アファメーションとは「達成したい目標や願望をポジティブ表現で宣言すること」をいいます。そうすることで、その目標や望みがかないやすくなるというのです。
「自己成就的予言」とも呼ばれる理論で、社会学者であるロバート・K・マートンが提唱しました。