行列に並ぶ人たちの正体

さて、前置きが長くなったが本題に入るとする。東急デパートの初売りは1月3日。開店は朝10時である。かの福袋のために毎年徹夜組も出るらしく、当日開店直前店外にまで伸びた長蛇の列状態はよくニュースで取り上げられたりする。

東急百貨店本店と文化施設Bunkamura
東急百貨店本店と文化施設Bunkamura(写真=ITA-ATU/CC-BY-SA-4.0/Wikimedia Commons

暮れのうちに問い合わせてみると、福袋は8Fレストラン街内特設会場にて1万円200個、5000円1000個限定で売り出されるそうだ。整理券を出すが、列から離れてはいけない、とのこと。考えた末、ま、別に買うために行くんじゃないし、ということで開店1時間前の朝9時に到着してみることにした。

当日、予定通り到着。「ただ今、列の最後尾はこちらでございます」というプラカードを持った店員がいる。そして、店員の立つ出入口に、ぽつぽつと人が入っていっている。まだ店の外まで人は溢れてはいないが、「福袋」に夢を託す人たちは間違いなくあそこにいる。私も何故か小走りになりながら行列の人となるべく、列へ向った。