内向的な性格で、中学校卒業後は祖父の米屋を手伝う

中学生になった頃には、母親の体調も回復し、朝ごはん作りはなくなったが、中学生の弘子さんの楽しみは部屋の中にあった。

「私は人とお話をするのが嫌いで、部屋の中に一人でいて、細かいことをするのが好きだったの。編み物が好きでねー」

弘子さんは内向的で、ひっそりとした時間を好んだ。それが、楽しかったからだ。編み物や手芸など細かい手作業に没頭することこそ、喜びだった。周りに流されず、自分の「好き」を貫く、きっぱりとした少女の姿がある。