思考の道筋をたどる良い方法は

プログラムを書くのがそこまで速くない新人でも、それぞれ別の国に住んでいても、技術を共有しながら学び合い、みんなで協力して研究開発をすれば、一人でやるよりもはるかに大きな力となる。特に印象深かったのは、ソフトウェア設計者の章亦春ジャン・イーチュンだ。

パソコンとノートで作業する
写真=iStock.com/Tippapatt
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これまでパール6の開発に携わったことがなかった彼は、オードリーがネット上に発表した文章をすべて手書きで書き写した。つまり、思考の道筋を最初からたどったということだ。

「あれはとても効果的な方法でした。その後、彼は世界的なソフトウェア設計者になりました」とオードリーは語る。

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