「認知機能の衰え」も助長する

さらに骨粗しょう症は、認知機能の衰えも助長します。慈恵医大の神経内科との共同研究では、パーキンソン病の患者さんで骨質マーカー(骨質の劣化を測る値)の数値が悪いと、認知機能が悪くなってしまうことがわかっています。

パーキンソン病とは、「からだのふるえ」「動作がゆっくりになる」「筋肉がこわばり手足が動かしにくくなる」「転びやすくなる」などといった症状を特徴とする病気で、脳の指令を伝えるドーパミンと呼ばれる物質が減ることによって起こります。

通常、パーキンソン病は、認知機能には影響されないとされていますが、こと骨質の劣化があるパーキンソン病の患者さんには、認知機能の低下が認められるデータがあるのです。