どれも有効性が証明されていない

ちなみに、日本でも「複数がん早期発見検査」の研究が行われています。その一つが、国立がん研究センターが中心となって行っている、血液中の「マイクロRNA」を用いた大規模臨床試験です(※2)。マイクロRNAとは、20~25塩基ほどの小さなRNAのこと。体内にがんがあると、そのがんの種類によって、マイクロRNAのタイプや量が変化することから、がん診断に役立つかもしれないと期待されているのです。

「がん患者群」と「健常者群」を別個に集めた研究では、マイクロRNAが13種類のがんを精度よく区別することが示されましたが、実際にがん検診の対象となる集団においての検査性能の検証はこれからです。まずは、乳がん検診を受ける3000人を対象に研究が始まりました。