テストの点数が悪いと「床で食べなさい」

新たな里親家庭は非常に厳しかった。勉強時間が決められ、遊ぶ時間はほぼなく、ゲームも禁止され、休日に出かける服も決められた。テストの点数が悪かったりすると「床で食べなさい」と言われ、テーブルの下でトレーを床に置いて正座して食べさせられた。その頃はそれが当たり前だと認識していた。「前の里親家庭を自分から出ていったから、自分で責任を取らないといけない。自分はそういう身だから、黙って受け入れなきゃいけない」と思った。

児童相談所の職員などは全然あてにしていなかった。言ってもどうせ変わらないと思っていた。かつて里親と三者で面談することになったとき、里母が「うちの子は勉強もスポーツもがんばっているし、私たちの言うことも聞いてくれるし、本人も生活には不自由してないと思います」と話しているのを見て、その態度の違いに驚かされた。「人間ってこんなごみなんだ」と思い絶望した。