「投資の神様」バフェットの金言

もちろん投資に正解はないので、投資対象(目指す希少価値)にしろ、投資方法(希少価値の高め方)にしろ、投資タイミングにしろ、自分が何を信じるかに尽きるだろう。希少価値は社会の変化をいち早く捉え、早く行動することで生まれるので、鑑識眼が問われるからだ。

だから徹底的に仮説と根拠を考えて、信頼できる人の意見も取り入れつつ、確信を得てから自己投資に全振りしよう。

言い換えると、少額から始めてリスクを確認してから投資金額を増やそう。

「株式投資の極意とは、良い銘柄を見つけて、良いタイミングで買い、良い会社である限りそれを持ち続けること。これに尽きる」
――ウォーレン・バフェット
ウォーレン・バフェット
ウォーレン・バフェット(画像= USA International Trade Administration/CC-PD-Mark/Wikimedia Commons

「勢いでビジネススクール」は失敗の始まり

残念ながらほとんどの人は、資産運用したつもりで「資産(購入額以上の金銭を生み出す財源)」ではなく「ゴミ」を買ってしまう。

そして同じことは、自己投資においても言える。

「勢いで仕事を辞めて高いビジネススクールに通う」
「全財産をはたいてプログラミングのセミナーを受ける」

このように自己投資に失敗すると、お金も時間も失って、自己肯定感だけが下がってしまう結果となる。

人生一発逆転を狙うなら、間違いなく自己投資に賭けるべきだ。しかし、冷静かつ大胆な自己判断ができない人がそれを真似ても身を滅ぼすだけ。覚悟と信念が持てない人には、従来の投資鉄則に従って、人的資本と金融資本に長期的に分散投資することを強く勧める。

「リスクをもたらすのは、自分の行動を理解していないことだ」
――ウォーレン・バフェット