『遠野物語』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)
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オシラサマ、河童、狐――岩手県・遠野の郷の伝承をまとめた『遠野物語』。約100年前に遠野地方出身の佐々木喜善が語り、柳田国男が筆記、出版された“日本民俗学の出発点”を、現代の世に鯨庭が漫画で結び直す。

 

夫を想うあまり肉体から抜け出る女の魂、殺されても仕方のない河童の子、馬に嫁いだ娘――など、集められた話はすべて、只の怪談ではなく実際にあった出来事。

これらの物語を読んだとき、あなたは実感する。西洋化によって変化してきた価値観と、それでも変わらない日本人の根源的な精神性や、人間社会の課題を。

2024年9月に発売された『遠野物語』から、「馬と花冠 前編」をお届けする。続きは本書でお楽しみください。

『遠野物語』©Kujiraba, Masami Ishii 2024/KADOKAWA
『遠野物語』©Kujiraba, Masami Ishii 2024/KADOKAWA
『遠野物語』©Kujiraba, Masami Ishii 2024/KADOKAWA
©Kujiraba, Masami Ishii 2024/KADOKAWA